~視覚障害者用生活支援システム~

社長挨拶

日本には約31万人の視覚障害者がいてその内の約10万人が全盲者だと言われています。視覚障害者が一人で外出する時に頼りにするのは未だに白杖と呼ばれる白い杖が主な道具です。歩行時にはその白杖1本で安全の確保をしなければなりませんが、障害物を的確に避けることができずにぶつかったり、または躓いて転んだりと大変な状況で生活されています。一方、盲導犬もありますが需要に供給が追いつかず、現在日本では漸く1000頭を超えた位です。

このような視覚障害者の生活環境において、少しでも安心感を増してより安全に行動ができるように支援する道具として「オーデコ(AuxDeco)」を開発しました。目で見る代わりに額(おでこ)の触覚神経を使って目の前の状況を感じ取らせる装置です。普段余り使われていない額の触覚神経を使って、そこに電気刺激で表示されたモノの形や位置を的確に感じ取ることは容易なことではありません。資格認定を受けたオーデコトレーナーから適切なトレーニングを受けてはじめて可能になります。

オーデコは危険を教えてくれる装置ではありません。健常者が目で見ているものを額で感じ取る装置ですから、感じ取ったものが危険であるか否かは自分で判断します。すなわち視覚障害者の自立心が無ければ使えません。額に表示された対象物が何であるかの判断が自分でできて初めて役立つ装置なのです。

オーデコは危険なものを認知するだけに使えるものではありません。手で触れなければ解らなかったものが触れずに解ったり、直接触れることができないものが解ったりと、今までに体験したことがない世界を視覚障害者、特に全盲者の方々に提供することができます。

皆さんの熱い心と献身的な努力により、一人でも多くの視覚障害者がオーデコを的確に利用して日々の暮らしを実り豊かなものにできますよう心より祈念いたします。

株式会社アイプラスプラス
代表取締役社長 菅野米蔵