~視覚障害者用生活支援システム~

技術

オーデコ(AuxDeco)は、額における感覚(触覚)を使って物を認識する感覚代行技術を用いています。ヘッドバンドに内臓された小さなカメラが装着者の眼前の視界をとりこみます。とりこまれた視界の画像は電気刺激により触覚情報に変換されます。適切なトレーニングプログラムを受けることで、オーデコ(AuxDeco)は視覚障害者特に全盲の方にとって、外科的手術の必要のない視覚代行システムとなるでしょう。

->額刺激
1960年代から電気刺激による感覚代行は提案されてきましたが、額を刺激部位とする本方式は大変新しく合理的な手法です。着け外しが容易であり,脳内での座標系変換も体の他の部位に装着する場合に比べてはるかに簡単になります。

->画像処理
カメラで取得された画像情報は2つの処理を経て触覚情報に変換されます。最初の処理で輪郭情報を強調するための空間的な輪郭抽出を行います。次の処理では,時間変化する情報を強調するたの時間的バンドバスフィルタリングを行います。これらは実際の網膜でも行われている処理です。オーデコ(AuxDeco)は実際の視覚系の前処理を模倣することで、脳内での画像理解を容易にします。

->参考文献
[1] Kajimoto, Kawakami, Maeda, Tachi, “Tactile Feeling Display using Functional Electrical Stimulation,” Ninth International Conference on Artificial reality and Telexistence, 1999.
[2] Kajimoto, Kawakami, Tachi, “Optimal design method for selective nerve stimulation and its application to electrocutaneous display,” Tenth Symposium on Haptic Interfaces for Virtual Environment and Teleoperator Systems, pp.303-310, Mar 2002.